ニホンフラッシュは配当6位だが含み損が最大|中国事業という弱点
マンション向け内装ドアのニホンフラッシュ。私の配当の4.12%を生んでいますが、評価損益はマイナス10%超と保有銘柄の中でも重い部類です。配当性向57.9%は健全な一方、配当は4年間据え置き。中国事業の低迷という弱点も含めて、点検した結果を書きます。
配当6位の銘柄は、含み損がいちばん重い
配当上位の銘柄を順に点検しています。きっかけは、配当1位のアサンテが配当性向220%だったことでした。
📖 その話 → 私の配当1位はシロアリの会社だった
今回は配当6位のニホンフラッシュ(7820)です。
この銘柄は、私の配当上位の中で評価損益がいちばん悪い部類に入ります。配当は稼いでいるのに、株価では負けている。その理由を調べました。
ニホンフラッシュとは
マンション向けの内装ドアを作っている会社です。
室内のドアや収納扉、間仕切りといった建具を、マンションの開発事業者に供給しています。徳島県に本社があり、国内の分譲マンション向けでは高いシェアを持つとされています。
そしてもうひとつ特徴があります。中国に大きな事業展開をしていることです。ここが後で効いてきます。
数字を見ます
| 項目 | ニホンフラッシュ |
|---|---|
| 私の配当に占める割合 | 4.12%(6位) |
| 評価損益率 | マイナス10.26% |
| 年間配当(2027年3月期予想) | 36円 |
| 配当性向 | 57.9%(2026年3月期) |
配当性向57.9%は健全な水準です。アサンテの220%とは全く違います。日本企業の平均(35%前後)より高めですが、「やや高め」の範囲に収まっています。
📖 配当性向の目安 → 配当性向の平均は何%?目安・危険ラインと、配当利回りとの違い
つまり配当そのものに無理はありません。では、なぜ株価は下がっているのか。
配当は4年間、据え置きです
まず気づいたのがこれです。
| 決算期 | 年間配当 |
|---|---|
| 2022年3月期 | 32円 |
| 2023年3月期 | 36円 |
| 2024年3月期 | 36円 |
| 2025年3月期 | 36円 |
| 2026年3月期 | 36円 |
| 2027年3月期(予想) | 36円 |
2023年3月期に36円へ増配してから、ずっと据え置きです。減配はしていませんが、増配もしていません。
減らさないのは評価できます。ただ、増配を期待して持つ銘柄ではないということははっきりしました。
📖 増配の価値について → 増配の価値は「買値」に出る
弱点は中国事業
業績を見ると、利益はむしろ回復しています。
2026年3月期は売上こそ微減でしたが、営業利益は前期比で大きく伸びました。数字だけ見れば悪くありません。
にもかかわらず株価が振るわないのは、中国事業の低迷が意識されているからだと思われます。決算の説明でも、国内の賃貸住宅向けは好調な一方、中国事業が足を引っ張っているという趣旨の記載が見られます。
中国の不動産市況は長く低迷しており、マンション向け建材を作る会社にとっては直撃する環境です。国内で好調でも、中国の重しが消えない限り、評価されにくい状況が続く可能性があります。
これは一企業の努力でどうにかなる話ではありません。外部環境のリスクです。
どう判断するか
私は減配を3つに分けて考えています。
| 種類 | 対応 |
|---|---|
| 見かけの減配(株式分割) | 何もしない |
| 一時的な減配(業績の波) | 様子を見る |
| 構造的な減配・無配 | 売却を検討 |
📖 → 減配されたらどうする?180銘柄持つ私が売った銘柄と、売らなかった銘柄
ニホンフラッシュは、まだ減配していません。配当性向にも余裕があります。つまりこの枠組みで言えば、まだ何も起きていない状態です。
含み損が10%を超えているのは事実ですが、株価が下がっていること自体は売る理由になりません。私は「株価が下がったから売る」という判断をしないと決めています。
📖 売る基準について → 高配当株に売り時はあるか
ただし、注意して見るべき点は明確になりました。
中国事業が改善に向かうかどうか。
ここが好転しないまま国内の好調も息切れすれば、配当性向57.9%という余裕も削られていきます。そうなったときが、判断のタイミングです。
点検の結論:持ち続けるが、見る場所は決まった
結論としては持ち続けます。
- 配当性向は健全で、配当を出す体力がある
- 減配していない
- 利益そのものは回復傾向
一方で、増配を期待する銘柄ではないことと、中国事業という外部要因を抱えていることがはっきりしました。
私は180銘柄を持っていて、全部の決算を追うのは現実的に無理です。ただ、配当上位の銘柄だけは見ると決めています。この銘柄については、中国事業の動向という具体的な着眼点が得られました。
点検の目的は、売るか持つかを決めることだけではありません。次にどこを見ればいいかをはっきりさせることでもあると思っています。
まとめ
- 配当6位のニホンフラッシュを点検。マンション向け内装ドアの会社
- 数字
- 私の配当の4.12%を生んでいる
- 評価損益率はマイナス10.26%(配当上位では重い部類)
- 年間配当36円、配当性向57.9%
- 配当性向は健全。アサンテの220%とは違い、無理はしていない
- ただし配当は2023年3月期から4年間据え置き。増配を期待する銘柄ではない
- 利益は回復傾向だが、株価が振るわないのは中国事業の低迷が意識されているため
- 結論:持ち続ける。ただし今後は中国事業の動向を見る
株価が下がっていること自体は、売る理由になりません。配当を出す体力が残っているかを見るほうが、私には実用的です 🌱
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日本株は1株から買えます。気になった銘柄をまず少額で持ち、業績を見ながら比重を決められます。