1株からもらえる株主優待の世界|単元未満株×優待の楽しみ方と注意点

株主優待は100株からと思っていませんか?実は1株だけで優待がもらえる銘柄があります。SBIホールディングス・テルモ・リコー・京セラなどを実際に1株保有する私が、単元未満株×優待の楽しみ方と落とし穴を解説します。


株主優待、実は「1株」からもらえるものがある

株主優待というと、「100株(1単元)持っていないともらえない」と思っている人が多いと思います。

基本的にはその通りなのですが、実は——

1株だけで優待がもらえる銘柄が存在します。

数百円〜数千円で1株買うだけで、株主優待の対象になる。「まず1株から買う」スタイルの私にとって、これは投資を楽しくしてくれる嬉しいおまけです。

私自身、SBIホールディングス・テルモ・リコー・京セラ・クラレなどを単元未満で保有していて、1株優待の恩恵を受けています。この記事では、1株優待の世界と、注意すべき落とし穴を書いていきます。

1株優待は「割引・優待販売」系が中心

最初に期待値を正しく設定しておきます。

1株優待は、QUOカードや商品券のような「金券」がもらえるものはほぼありません。中心になるのは、

  • 自社製品の割引販売(優待価格で買える)
  • 自社サービスの割引
  • カタログやカレンダーなどの記念品

つまり「もらえる」というより「安く買える権利」が多い。それでも、自分がもともと使う製品・サービスなら実質的な節約になりますし、何より1株で株主として扱ってもらえるのは単純に楽しいものです。

私が実際に持っている1株優待銘柄

私が単元未満で保有している銘柄の中から、1株優待があるものを紹介します。

※優待内容は変更されることがあるので、購入前に必ず企業の公式IRページで最新情報を確認してください。

① SBIホールディングス

金融大手のSBIグループ。1株から、グループ会社の健康補助食品(サプリメント等)の割引購入などの優待が受けられます。

金融サービスの会社ですが、優待はヘルスケア系。サプリを普段から買う人には実用的です。

② テルモ

医療機器の大手。1株から、自社製品の株主優待販売(体温計・血圧計などを優待価格で購入できる)の対象になります。

医療機器メーカーの製品を優待価格で買えるのは、家庭の健康管理グッズを揃えたい人には地味に嬉しいところ。ディフェンシブな医薬・医療セクターの銘柄を1株持つ、という意味でも面白い存在です。

③ リコー

事務機器・カメラのメーカー。1株から、自社製品の優待価格販売の対象になります。360度カメラなどのユニークな製品を扱っているのが特徴。

④ 京セラ

セラミック技術の大手メーカー。1株から、自社グループ製品(キッチン用品・ジュエリーなど)のカタログ優待販売が利用できます。

京セラのセラミック包丁など、生活に馴染む製品が優待価格で買えるのは実用的です。

⑤ クラレ

化学メーカーのクラレも、1株保有者向けの優待(オリジナルグッズなど)を実施してきた銘柄です。

こうした「隠れ優待」的なものは、保有してみて初めて知ることも多く、単元未満保有の楽しみのひとつです。

【重要】1株優待の落とし穴

いいことばかりではありません。注意点を正直に書きます。

① 優待は「変更・廃止」される

これが最大の注意点です。

かつて 上新電機は「1株で買物優待券がもらえる」ことで、1株優待の代名詞として大人気でした。しかし、この1株優待は終了しています。

優待は企業の任意サービスなので、ある日突然変わる・なくなる。「優待目当てだけ」で買うと、廃止された瞬間に持つ理由を失います。

② 優待だけを目的に買わない

1株優待は、あくまでおまけです。

私が単元未満で銘柄を買うのは「気になった銘柄をまず1株買って観察する」ため。優待はその副産物くらいの位置づけです。

「割引販売の権利」のために業績の悪い企業の株を持つのは本末転倒。企業として応援できるか・配当や業績はどうかを先に見るべきです。

③ 証券会社によっては単元未満株の扱いが違う

単元未満株(1株単位)の購入は、証券会社によってサービス名も条件も違います。楽天証券なら「かぶミニ」で1株から買えます

また、優待の権利を得るには権利確定日に株主名簿に載っている必要があります。単元未満株は約定タイミングが通常と異なる場合があるので、権利確定日ギリギリの購入は避けたほうが無難です。

本命の優待は「単元保有」にある

1株優待は楽しいおまけですが、生活にインパクトのある優待は、やはり100株からです。

私の「本命優待」は 楽天グループ。100株保有で、楽天モバイルのSIM(30GB/月)が1年間無料になる優待です。年間で約1.2万円分の通信費が浮く計算で、私はこれ目当てで100株保有しています。

つまり優待との付き合い方は2段構え:

  • 1株優待:単元未満保有のおまけとして楽しむ
  • 単元優待:生活に効く優待(楽天GのSIM無料など)は狙って100株持つ

この使い分けが、優待投資の現実的な楽しみ方だと思っています。

1株優待の始め方

始め方はシンプルです。

  1. 楽天証券などで口座開設(かぶミニで1株から買える)
  2. 気になる1株優待銘柄の公式IRページで優待内容を確認
  3. 1株買ってみる(数百円〜数千円)
  4. 権利確定日を過ぎたら、優待の案内が届くのを待つ

投資額が小さいので、「株主になる体験」の入り口として最適です。優待の案内が家に届くと、たった1株でも「株主なんだな」という実感が湧きます。

まとめ

  • 1株だけで優待がもらえる銘柄がある(SBI・テルモ・リコー・京セラなど)
  • 内容は割引・優待販売系が中心(金券系はほぼない)
  • 優待は変更・廃止される(上新電機の1株優待は終了)——優待目当てだけの購入はNG
  • 1株優待はおまけ、生活に効く本命優待は単元保有(楽天GのSIM無料など)
  • 「まず1株」で株主体験を始める入り口として最適

株主優待は、投資を「数字」から「体験」に変えてくれます。1株なら数百円から始められるので、興味のある会社の株主に、まずなってみてください 🌱

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