日本高配当株の選び方:初心者が最初に買うべき1銘柄

高配当株選びで初心者が陥りやすい失敗パターンと、私が実際に使っている4つの選別基準を公開。最初の1銘柄として私がNTTを選んだ理由も正直に書きます。


高配当株って、どれを買えばいいの?

投資を始めた人が最初にぶつかる壁がこれです。

「高配当株に興味はある。でも日本だけで何千もある銘柄のなかから、どうやって選べばいいのかわからない」

私も最初はそうでした。ネットで「高配当株 おすすめ」と検索すると、いろんな銘柄名が出てきて、逆に迷いが増えた記憶があります。

この記事では、私が実際に使っている4つの選別基準と、初心者が最初に買うとしたら何が良いかを、リアルな視点で書いていきます。

まず、初心者が陥りやすい失敗パターン3つ

① 利回りだけで選んで減配をくらう

「配当利回り8%!」という銘柄を見て飛びついたら、翌年に大幅減配……これは高配当株投資の”あるある”です。

利回りが高すぎる銘柄には理由があります。業績が悪化して株価が下がった結果、見かけ上の利回りが高くなっているケースが多い。

利回りが高いほど良い、は危険な思い込みです。

② 1銘柄に集中してリスクを取りすぎる

「この銘柄は絶対大丈夫」と思って集中投資したが、その企業に不祥事が発生して株価が半分になった……というのも、よくある話です。

個別株は必ず分散。これは最低限のルールです。

③ 財務を見ずに配当実績だけ見る

「10年連続増配!」という言葉に安心して買ったら、実は借金まみれで財務が脆弱だった……というパターンも存在します。

過去の配当実績は参考にはなりますが、財務の健全性もセットで確認する必要があります。

私が使う4つの選別基準

失敗パターンを踏まえて、私は以下の基準で銘柄を選んでいます。

基準①:配当利回り3.5〜5.5%

利回りが3.5%未満だと、インデックス投資に対する優位性が薄れます。一方で6%を超えてくると、減配リスクのシグナルと考えて慎重に見ます。

3.5〜5.5%がゾーン、というのが私の感覚です。

基準②:10年以上の配当継続(できれば増配)

リーマンショック(2008年)やコロナ(2020年)でも配当を維持・増配してきた企業は、それだけ財務基盤が強い証拠です。

少なくとも10年のトラックレコードは確認するようにしています。

基準③:自己資本比率40%以上

簡単に言うと「借金に頼りすぎていないか」の指標です。自己資本比率が高いほど、業績悪化や金利上昇に対して耐性があります。

製造業・不動産などは業種によって基準が変わりますが、40%を一つの目安にしています。

基準④:業種を分散させる

通信・金融・商社・インフラなど、異なる業種の銘柄を持つことで、特定の業種の不況に引きずられるリスクを下げます。

「同じ通信株を3銘柄持っている」のは、分散しているようで実はリスクが集中しています。

初心者が最初に買うなら、私はNTTを選ぶ

基準に照らし合わせたうえで、初心者の最初の1銘柄としてNTT(日本電信電話)が有力候補だと思っています。理由を正直に書きます。

1株100〜200円台で買いやすい

NTTは1株単位で買え、かつ単価が低い。100株単元でも数万円から始められます。

まとまった資金がなくてもスタートできるのは、投資初期の人間にとってありがたい。

2012年から増配を続けている実績

約10年以上、ほぼ毎年増配を続けています。コロナ禍でも減配しなかった。

私がもっとも重視する「増配継続」という基準をクリアしています。

通信インフラという安定したビジネス

スマートフォンが普及し、通信はもはやインフラです。景気が悪くなっても、人はスマホを手放しません。売上が急激に落ちにくいビジネスモデルです。

新NISAの成長投資枠で非課税で受け取れる

2024年から始まった新NISAの成長投資枠で購入すれば、配当金にかかる約20%の税金がゼロになります。

年間配当が1万円なら、課税あり口座では約2,000円が税金で消えます。NISAで持てば1万円まるごと受け取れる。長期で積み上げると、この差は大きくなります。

ただし、これは「最初の1銘柄」です

NTTを推しましたが、「NTTだけ買えばOK」と言いたいわけではありません。

あくまで最初の1銘柄として入りやすいという意味です。投資に慣れてきたら、商社株・銀行株・インフラ系ETFなど、業種を分散させながら少しずつ広げていくことが大切です。

私自身も、NTTをきっかけに少しずつ銘柄を増やしてきた経緯があります。

まとめ

  • 利回りだけで選ぶと減配リスクに引っかかりやすい
  • 選別基準は「利回り・配当実績・財務・業種分散」の4つ
  • 初心者の最初の1銘柄としては、NTTが入りやすい
  • 新NISAの成長投資枠で非課税保有するのがベスト

最初の1株を買う。これが一番難しくて、一番大事なステップです。

「何を買えばいいかわからない」で止まっている人が、一歩踏み出すきっかけになれば嬉しいです。