【保有公開】日本の高配当株、最初に買った5銘柄と150銘柄に増えた今のリアル

日本の高配当個別株を始めたとき、私が最初に買ったのはNTT・INPEX・日本製鉄・三菱UFJ・武田薬品の5銘柄。無計画に有名銘柄を選んだだけだったが、結果的に5業種分散になっていた話。今は150銘柄まで増えた経緯も公開。


高配当株、最初は5銘柄から始まった

今でこそ私は日本の高配当株を 約150銘柄 に分散して保有しています。

でも、最初に買った銘柄はたった5つでした。

  • NTT(日本電信電話)
  • INPEX
  • 日本製鉄
  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ
  • 武田薬品工業

正直に言うと、当時の私にはちゃんとした戦略はありませんでした。「有名で配当利回りが高い銘柄」をなんとなく選んだだけ。今振り返ると、結果的にバランスが取れていたのは偶然と言ってもいい。

この記事では、最初の5銘柄を選んだ経緯と、そこから150銘柄に広がっていったリアルな過程を書いていきます。

最初の5銘柄:戦略なしで「有名どころ」を買った

正直、当時の銘柄選びはこんな感じでした。

「日本株 高配当 おすすめ」で検索 → 何度も名前が出てくる銘柄を買う。それだけ。

ポートフォリオもセクター分散も考えていません。「みんなが買っているなら大丈夫だろう」という浅い理由でした。

でも、結果として5銘柄はそれぞれ違う業種に属していて、業種分散が偶然できていたんです。

① NTT(日本電信電話):通信

国内最大手の通信会社。

スマホは生活必需品なので、不況になっても売上が大きく落ちにくい。増配を続けている安定株として、最初の1銘柄に選びました。

1株単位で買えて単価も低いので、初心者でも参入しやすいのが大きなメリット。

② INPEX:エネルギー・資源

石油・天然ガスの国内最大手。

エネルギー価格に業績が左右されやすい銘柄ですが、その分配当利回りが高い時期があります。「配当を多くもらえる銘柄」として、当時の私の目に留まりました。

業種としては、通信のNTTとは違うセクター。結果的にエネルギー分散の役割を果たしていました。

③ 日本製鉄:素材・鉄鋼

鉄鋼最大手。

景気敏感株で値動きは荒いものの、配当性向が高く、利回りも魅力的。当時のネット記事で「鉄鋼株は高配当」と紹介されていて、なんとなく買いました。

これも、通信・エネルギーとは別セクター。素材セクターの代表として保有することに。

④ 三菱UFJフィナンシャル・グループ:金融

メガバンクの代表格。

「銀行株は安定して配当を出す」という話を聞いて購入。金利上昇局面で恩恵を受けやすい特性もあります。

業種は金融。これも他の4銘柄とは別セクター。

⑤ 武田薬品工業:医薬品

国内最大手の製薬会社。

「ディフェンシブ銘柄」として有名で、不況時にも需要が安定している医薬品セクター。配当利回りも高めで、ポートフォリオの守備力を上げる存在。

医薬品は他の4銘柄とは違うディフェンシブセクター。

結果的に5業種分散になっていた

整理するとこうです。

銘柄業種性格
NTT通信ディフェンシブ・増配
INPEXエネルギー景気敏感・高利回り
日本製鉄素材景気敏感・高利回り
三菱UFJ金融景気敏感・金利連動
武田薬品医薬品ディフェンシブ・安定

戦略を立てたわけではないのに、通信・エネルギー・素材・金融・医薬品と、見事に業種が分散していました。

「有名な高配当銘柄」を選ぶと、自然と異なるセクターのトップ企業が候補に入ってくる。これは初心者にとって、結果オーライなアプローチだったと思っています。

5銘柄から学んだこと

最初の5銘柄を持っているうちに、いろんな経験をしました。

① 業種で値動きの違いがあると実感した

景気が良いときは三菱UFJや日本製鉄が動き、不況時はNTTや武田薬品が踏ん張る。業種ごとの特性が、自分の口座で見える形でわかってきました。

② 配当の振り込みが楽しくなった

5銘柄でも、年に何度か配当が口座に入ってきます。**「働かなくてもお金が入る」**という体験が、投資を続けるモチベーションになりました。

③ もっと分散したくなった

5銘柄だと、特定の銘柄が大きく下がったときに口座の評価額がブレやすい。もう少し銘柄を増やして、リスクを薄めたいと感じるようになりました。

これが、150銘柄まで増えていく入り口でした。

どうやって150銘柄まで増えたのか

「150銘柄」と聞くと多すぎる印象があるかもしれません。実際、急に増やしたわけではなく、少しずつ買い増した結果です。

増え方の流れはこんな感じ。

① 同じ業種内で複数持つようになった

通信ならNTTだけでなく、KDDI・ソフトバンクも追加。1銘柄に頼らないことで、その業種内のリスクも分散できます。

② 業種を広げた

商社(三菱商事・伊藤忠など)、保険(東京海上)、リート、インフラなど、5業種に収まらない範囲まで広げました。

③ 中小型の高配当銘柄も少しずつ

大型株中心だったポートフォリオに、中小型の高配当銘柄を少額で加えるようになりました。

④ 結果として150銘柄に

「ひとつの銘柄を大量に買う」より、「多くの銘柄を少量ずつ持つ」スタイルに変わりました。これで個別企業のリスクが大幅に下がります。

私のやり方:気になったら「まず1株」買う

ここが私が一番伝えたいスタイルです。

新しい銘柄に興味を持ったとき、多くの人は「買おうかどうか迷い続ける」状態になります。会社情報を調べ、四季報を読み、PER・PBRを比較して……気づいたら数週間が経ち、株価が動いて「あのとき買っておけば」となる。

私の場合、気になった銘柄は迷う前に単元未満で1株だけ買います

1株だけ買うメリット

① 「お気に入り」感覚で株価を追える

ウォッチリストに入れておくのと、実際に1株でも持っているのとでは、情報の入り方が全然違う。「自分の銘柄」になった瞬間、ニュースも決算も自然に目に入るようになります。

② 心理的なハードルが下がる

1株なら数百円〜数千円。仮に半額になっても痛くない金額です。気軽に買って気軽に観察できるのが大きい。

③ 観察期間が始まる

1株持つことで、その銘柄を自分のレーダーに入れる。値動きの癖、配当の出し方、決算反応など、生きた情報が積み上がっていきます。

下がったときの対応:理由を分けて判断する

1株持っていると、株価が下がる場面に必ず出会います。ここで重要なのが**「下がった理由」を分けて考える**こと。

① 市場全体の下落(マーケット全体の調整)買い増しチャンス

景気不安や金利上昇など、市場全体が下がっているだけなら、その銘柄の本質的価値は変わっていません。むしろ安く買えるバーゲン状態です。

② 業績悪化・不祥事・構造的な問題買い増ししない

その企業固有の問題で下がっているなら、株価がさらに下がる可能性が高い。「安いから買う」は危険です。1株持ちのまま様子を見るのが正解。

この2つを分けるだけで、**「下がるたびに買い増して塩漬け」**という最悪のパターンを避けられます。

「迷っている時間」より「1株持つ」

正直、銘柄分析を完璧にやってから買おうとすると、永遠に買えません。情報は無限に出てくるし、答えのない問いを考え続けることになる。

それよりも、1株だけ買って観察を始めるほうがずっと早く、ずっと実践的です。私の150銘柄の多くは、この「まず1株」から始まりました。

初心者への段階的アドバイス

私の経験から、こんな順番で広げていくのがおすすめです。

Step 1:気になった銘柄を1株だけ買う

「買おうかな」と思ったらまず1株。ウォッチリストではなく実際の保有にする。

Step 2:5〜10銘柄を1株ずつ集める

有名な高配当株から、業種を意識せず1株ずつ。自然に分散ポートフォリオができます。

Step 3:観察して、買い増す銘柄を絞る

半年〜1年観察して、「これは長期で持ちたい」という銘柄を選び、買い増していく

Step 4:物足りなくなったら広げる

新しい業種・規模に手を伸ばす。焦らず、楽しみながら

最初から完璧な分散ポートフォリオを作る必要はありません。まず1株買って、走りながら調整する。これが私のスタイルでした。

まとめ

  • 最初に買った5銘柄:NTT・INPEX・日本製鉄・三菱UFJ・武田薬品
  • 戦略はなかったが、結果的に5業種分散になっていた
  • 5銘柄から始めて、今は 約150銘柄に分散
  • 私のやり方:気になったら迷わず1株だけ買う
  • 下落時は「市場全体の下落=買い増し / 不祥事=様子見」で判断
  • 完璧な分析より、1株持って観察するほうが早い

「最初の1株を買う」が一番ハードルが高い。そこさえ越えれば、5銘柄も150銘柄も、その先の延長線上です。

迷っている人は、まず1株。それで十分なスタートです 🌱