5大商社株、買うならどれ?三菱商事派が配当利回りで徹底比較
日本を代表する5大商社(三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・住友商事・丸紅)を、配当利回り・業績・株主還元で徹底比較。三菱商事をメインに保有している私が、それぞれの特徴と選び方を解説します。
5大商社、結局どれを買えばいいのか
日本の高配当株を語るうえで、避けて通れないのが 5大商社株です。
- 三菱商事
- 三井物産
- 伊藤忠商事
- 住友商事
- 丸紅
どれも配当利回りが3〜4%以上で、業績も安定。バフェット氏(バークシャー・ハサウェイ)が全社を保有していることでも有名です。
ただ、「全部買えばいい」という話でもありません。1銘柄あたりの単価もそれなりにするので、どれを優先して買うかを決める必要があります。
私自身は 三菱商事をメインに保有していますが、他の4社も検討する価値があります。この記事では、5大商社の比較と、私が三菱商事を推す理由を書いていきます。
5大商社の基本情報比較
まずはざっくりとした比較から(数値は2026年初頭の目安)。
| 銘柄 | 時価総額 | 配当利回り | PER | 自己資本比率 | 強み |
|---|---|---|---|---|---|
| 三菱商事 | 約14兆円 | 約3.5% | 約10倍 | 約35% | エネルギー・金属・総合力 |
| 三井物産 | 約10兆円 | 約3.8% | 約9倍 | 約40% | 鉄鉱石・エネルギー |
| 伊藤忠商事 | 約11兆円 | 約3.0% | 約11倍 | 約35% | 非資源・生活消費財 |
| 住友商事 | 約4兆円 | 約4.0% | 約9倍 | 約30% | 金属・建機・メディア |
| 丸紅 | 約4兆円 | 約3.7% | 約8倍 | 約30% | 穀物・電力・航空機 |
5社とも配当利回り3〜4%で、決算も安定。どれを選んでも大失敗はしない安心感があります。
各社の特徴と個性
5大商社といっても、それぞれ得意分野が違います。
① 三菱商事:総合力No.1の王道
時価総額・売上ともにトップ。
エネルギー(LNG)、金属(原料炭・鉄鉱石)、機械、化学、食品など、ほぼ全分野でトップシェアを持つ「総合商社」の代表格。
- 配当の絶対額が大きい(増配を継続)
- 累進配当政策を採用(原則減配しない)
- 自社株買いにも積極的
- バフェット氏の最大保有商社
「迷ったら三菱商事」と言われる安定感があります。
② 三井物産:資源依存の高利回り
鉄鉱石・原油・LNGなどの資源ビジネスが収益の柱。
- 利回りは5社のなかでも高水準
- 資源価格に業績が連動しやすい
- 鉄鉱石の権益(オーストラリア)が稼ぎ頭
コモディティ価格上昇時に強い反面、価格下落時は業績がブレやすい性格です。
③ 伊藤忠商事:非資源で安定感
5大商社のなかで唯一、非資源(生活消費財・繊維・食料)が主力。
- 業績が資源価格に左右されにくい
- ファミリーマートなど生活密着型ビジネス
- ROEが高い
- 利回りはやや控えめ
「安定重視」の投資家に人気。資源価格が下がっても影響を受けにくい構造です。
④ 住友商事:高利回り+メディア
金属、輸送機、建機が中心。**SCSK(IT)やジュピターテレコム(メディア)**などの子会社も持つ。
- 配当利回りは5社のなかで最高水準
- 時価総額は小さめ
- メディア・IT事業が他社にない強み
「利回り最優先」なら候補に入る銘柄です。
⑤ 丸紅:穀物の世界的プレイヤー
穀物トレーディングで世界的なシェアを持つ商社。電力・航空機リースも主力。
- PERが5社のなかで最も低い(割安感)
- 食料・電力など生活インフラ寄り
- 業績の振れ幅は中程度
「割安感」を狙うなら丸紅が候補に上がります。
私が三菱商事を推す3つの理由
5社それぞれ魅力がありますが、私がメインに据えているのは 三菱商事です。理由を正直に書きます。
① バフェット銘柄である安心感
ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイが、5大商社のなかでも特に三菱商事を多く保有しています。
「バフェットが買っているから」という理由だけで投資するのは危険ですが、世界一の投資家が長期保有している事実は、少なくとも財務の健全性を裏付けています。
② 累進配当政策で減配リスクが低い
三菱商事は **「累進配当」**を明示しています。これは「原則として減配せず、配当を維持または増配する」という株主への約束です。
配当目当てで保有する身としては、**「配当が減らされない安心感」**は大きい。リーマンショックやコロナのような危機があっても、配当を守る方針があるのは強い。
③ 配当の絶対額が大きい
利回りは3.5%前後ですが、1株あたりの配当額が大きいため、保有株数が増えると受け取り配当もどんどん増えていきます。
100株持てば年間2万円以上の配当(NISA口座なら非課税)。これが地味に大きい。
他の商社も魅力的:選び方の指針
「三菱商事派」の私から見ても、他の4社にはそれぞれ個性があります。
こんな人は三井物産
資源価格上昇に賭けたい、利回り重視、コモディティに前向き
こんな人は伊藤忠商事
資源価格に振り回されたくない、安定重視、ROE重視
こんな人は住友商事
利回り最優先、メディア・ITも好き、時価総額小さめでも気にしない
こんな人は丸紅
割安株が好き、穀物・電力に魅力を感じる、PER重視
こんな人は三菱商事(私)
長期で減配リスクを避けたい、累進配当に惹かれる、バフェット推し銘柄が好き
「全部1株ずつ持つ」もアリ
正直、5大商社を1株ずつ持つという選択肢もアリです。
私自身、最初は三菱商事から入りましたが、他の4社も少しずつ買い足しています。1株ずつなら数千円〜2万円程度で揃います。
**全社持つことで「商社セクター全体に分散」**できますし、それぞれの決算・株価の動きを比較しながら観察できます。これは初心者にとって良い勉強になります。
まとめ
- 5大商社はどれも配当利回り3〜4%で安定
- 三菱商事:総合力No.1、累進配当、バフェット銘柄
- 三井物産:資源価格連動、利回り高め
- 伊藤忠商事:非資源で安定、ROE高い
- 住友商事:利回り最高水準、メディア事業
- 丸紅:割安感、穀物・電力
- 迷ったら 「全社1株ずつ」 で分散も賢い選択
私のメインは三菱商事ですが、これは私のスタイルに合っているだけで、唯一の正解ではありません。
自分の優先軸(安定・利回り・割安)を決めて選ぶのが、長く保有するコツです 🌱
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