暴落時に「握り切る」ためにやっている3つのこと
株価が暴落したとき、投げ売りせずに「握り切る」ためにやっていることを公開。一度買ったら基本売らない私が、メンタルを保ち、むしろチャンスに変えるための具体的な習慣を3つ紹介します。
「暴落時に売らない」が一番難しい
投資をしていると、必ず暴落の場面に出会います。
リーマンショック、コロナショック、金利急騰局面、地政学リスク。「歴史的暴落」と言われる場面は、何年かに一度、必ず訪れる。
そして、そのたびに 「売るべきか、握り続けるべきか」 が頭をよぎります。SNSでは「もう終わりだ」と煽る投稿が並び、含み損が膨らむ口座を見ると、心臓がきゅっと縮まります。
正解は「握り続ける」。これは多くの先人が言っていることで、私も同意です。
でも、頭で理解していても、実際に 「握り続ける」のはものすごく難しい。
この記事では、私が暴落時に 投げ売りせず握り切るためにやっている3つのことを書きます。

大前提:一度買ったら基本売らない
まず、私の投資スタンスを明確にしておきます。
「一度買うと決めた銘柄は、基本的に売らない」
これが私のスタイルです。理由はシンプルで、買った時点が割高だったか割安だったかは、数年後にしかわからないからです。
「もっと上がると思って買ったのに、その後下がった」「下がったから売ったら、その後すぐ上がった」——売買のタイミングを当てようとすると、必ずこういう後悔が出てきます。
だから、売買のタイミングを当てるゲームから降りる。これが私の出した結論です。
そうすると残るのは、「買うときの判断」と「握り続ける覚悟」だけ。
その「握り続ける覚悟」を支えるために、私は3つのことを意識しています。
① 株価ではなく「配当」を見る
暴落時に一番つらいのは、評価額がどんどん減っていくのを見ること。
口座を開いて「先月より100万円減ってる」というのを見ると、誰だってメンタルが揺らぎます。
そこで私は、意識的に「配当」のほうを見るようにしています。
配当は暴落しても入ってくる
株価が30%下がっても、配当はちゃんと振り込まれるんです。
NTTもKDDIも三菱商事も、コロナ暴落のときに減配していません。企業の業績がしっかりしていれば、配当は安定して入ってくる。
「評価額は半分になったけど、今月もちゃんと配当が振り込まれた」
これを実感すると、暴落時のメンタルがかなり安定します。株価という幻想ではなく、リアルなキャッシュフローを見る習慣をつける。これが1つ目です。
② 「答えは数年後にしか出ない」と腹をくくる
暴落の真っ最中は、誰もが「これからもっと下がるのか、底打ちなのか」を考えます。
でも、正直に言って、それは誰にもわかりません。
「今が割安か割高かは、数年後にしかわからない」
私は、こう自分に言い聞かせています。
- コロナショック底値(2020年3月)で買えた人は天才
- リーマンショック底値(2009年3月)で買えた人も天才
- ただし、そのときに「今が底だ」と確信できた人はいない
底打ちは、後から振り返ってはじめてわかる。これが歴史の事実です。
だから、暴落時に「これが底かどうか」を考えるのを やめます。代わりに、
「数年後に振り返って『あのときの株価は安かったな』と言える日が来る」
ことだけを信じる。短期の値動きにフォーカスしないように、視点を意識的にズラします。
これが2つ目です。
③ 暴落時こそ「少額でも買う」
3つ目は、メンタル維持の最強の武器です。
暴落時こそ、少額でも買い増す。
なぜ「買う」とメンタルが安定するのか
不思議なことに、暴落時に自分から買い注文を入れると、メンタルが落ち着くんです。
理由は2つあります。
① 「自分は受け身じゃない」と感じられる
ただ評価額が減るのを眺めていると、無力感に襲われます。でも、自分の意思で買い注文を入れると、「自分はちゃんと行動している」という実感が生まれる。
② 平均取得単価が下がる
少額でも買い増せば、保有株の平均取得単価が下がります。「ここで買えたぶん、回復したときの利益が大きくなる」と前向きに考えられる。
少額で OK、無理しない
ただし、生活費に手をつけてまで買うのはNG。
私は、「給料の数%」「楽天ポイントの範囲」「臨時収入があった分」などの無理のない範囲で買い増します。1株でも、1,000円分でも十分。
「少額でも自分の意思で買い増せた」事実が、その後の暴落を握り切るための 心理的な支えになります。
これが3つ目です。
暴落時にやってはいけないこと
逆に、やってはいけないことも書いておきます。
① 毎日株価をチェックする
評価額が減るのを毎日見ると、メンタルが削られます。週1、月1に頻度を落とすだけで、かなりラクになります。
② SNSの煽り投稿を読み続ける
「世界恐慌が来る」「もう終わりだ」というポストを読み続けると、不安が増幅されます。情報を遮断する勇気も大事。
③ 「全部売る」「全部買う」の極端な行動
メンタルが揺れているときの極端な判断は、ほぼ間違いです。動かない、もしくは少額だけ動くのが正解。
まとめ
- 株価ではなく 「配当」を見る → リアルなキャッシュフローを実感
- 「答えは数年後にしか出ない」と腹をくくる → 短期の値動きから視点を外す
- 暴落時こそ少額でも買い増す → 受け身ではなく能動的に行動
- 毎日の株価チェック・SNSの煽り・極端な行動は避ける
暴落は 「投資家としての本気が試される瞬間」です。
でも、握り切れた人だけが、その後の回復局面で大きな果実を手に入れる。私自身、過去の暴落を握り続けたことが、今の資産の土台になっています。
「暴落こそチャンス」と頭で理解していても、実際の局面ではメンタルが揺らぎます。だからこそ、事前にルール化しておくことが大切です 🌱